〜彦根市立病院緩和ケアに参加された卒業生の感想〜
(IFAコース卒業生Sさんより) 2012年11月
『学校に入学した当初は”緩和ケア””補完医療”という言葉すら知らず、興味すら湧きませんでしたが、授業を通してかわさき先生がお話してくださる先生自身で体験された話や特別講座の講師としてきてくださった先生方のお話を聞いているうちに興味が湧き、学校を卒業する頃には自分の希望が「医療に携われるアロマセラピーに関わっていけたらいいな」と変わって、強く想うようになりました。
でも実際どうやって携わったらいいか、わからないうちに時間がどんどんと過ぎていき、好きだったはずアロマセラピーとも距離が離れていくと不安になっていた折、先生がボランティア活動で参加を募っていると知り、「これは是が非でも参加せねば」と応募しました。
参加できる日が近づくにつれ、非常に楽しみで仕方なかったのですが、当日駅に降りた途端、だんだん緊張が増して来て「本当に満足してもらえるように出来るのか?」と不安になってきました。
しかし実際は入院しておられる患者様も慣れたもので気さくに受け入れて下さり、変に息込んでいた私の不安も徐々に解消されていき、癒しを提供するはずの私の方が、終わる頃には癒されていました。楽しそうにお話をされる方や静かに過ごされる方など患者様のスタイルはそれぞれですが、そのどれもが自然な形で施術を受けている側も、施術をしている側も無理がなく、自分が求めているアロマセラピーの形があり、活動している最中は幸せな気持ちになりました。
適度な緊張感はあるものの、その緊張感が自分をマッサージを始めた頃の初心の気持ちに戻してくれるので、いつも新鮮な気持ちになります。今後も時間が許す限りは参加していきたいと思います。』
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